ボクがApple社のMacBook Airを購入したときに感じた心理学のテクニックは4つです。
- 時間のコントロール
- ジャムの法則
- アンカリング効果
- 認知的不協和
この4つMacBook Airを買った事例を通して紹介しますね。
こんな方におすすめ
- 心理学の使われ方に興味がある方
- Appleが使っている心理学を知りたい方
吉之助はこんな人
- Mac歴10年
- 子育てパパ
- 某企業の営業マンで営業一筋14年
- 精神保健福祉士・産業カウンセラー
営業成績を上げるための心理学の本も紹介しています。
それではいきましょう!
目次
時間をコントロールする心理学
ディズニーランドも使う待ち時間の心理学
あなたはディズニーランドで「待ち時間〇〇○分」の表示を見たことありますよね?
そうです、アトラクションの待ち時間です。
実際に並んでみて気がつきましたか?
表示されている待ち時間よりも、早くアトラクションに到着することに!
なぜ、ディズニー はそんなことをするのか。
理由は3つです。
- 待ち時間が分からないと人はイライラする
- 表示されている待ち時間よりも、短い時間でアトラクションに到着すると人は得した気分になる
- 人の記憶は最後の瞬間、楽しかったことに塗り替えられる
じゃあ、Appleは?
MacBook Airを購入したときにAppleが使った心理学
ボクがMacBook Airを注文したのは2020年4月25日です。
最初のお届け予定は5月27日〜6月3日でした。
次に来た連絡ではお届け予定が5月25日です。
そして実際に到着したのは、なんと5月21日でした。
ディズニーと一緒ですね。
当初の予定日時よりも、早く届ける。
コレは意図的にやっているハズです。
5月6日到着予定だったiPadは4月29日に到着しましたからね。
ジャムの法則
ジャムの法則とは
選択の科学や予想どおりに不合理にも書かれている有名な実験です。
物を売るとき、選択肢を多くした方がいいのか少なくした方がいいのかという疑問に一つの答えを示した結果です。
テーブルA:24種類のジャムを用意
テーブルB:6種類のジャムを用意
結果は・・・
たくさん人が集まったのはテーブルAの24種類のジャムの方でした。
しかし、購入した人の割合はテーブルBの6種類のジャムの方が多かったという結果です。
このことから分かるのは、人を集めるためには多くの種類の商品を用意した方がいい。
購入してもらう確率を上げるには種類を減らした方が良い、となりますね。
さぁ、Appleの公式サイトどうなっているでしょうか?
MacBookを選ぶ手順はジャムの法則に沿っている
ボクが買ったMacBook Airを基準に見ていきます。
まずMacのノートブックは3種類から選びますよね。
- MacBook Air
- MacBook Pro13インチ
- MacBook Pro 16インチ
次に基本設定の2種類から選ぶように指示されます
ここはあくまでの入り口です。
次のページから再度、3ステップで検討できるようになっています。
- プロセッサを3種類からチョイス
- メモリを2種類からチョイス
- ストレージを4種類からチョイス
※最後にキーボードの選択肢はありますが、ここで悩む人は少ないので割愛です。
理論上、MacBook Airは24種類のカスタマイズが可能となります。
24種類・・・そうです。
全てのラインナップを並べてしまうと人は選べなくなるんですね!
そこを3ステップに分けて、2〜4種類の中から選べるようになっているんです。
まさにジャムの法則を応用したパターンを用意してMacBook Airの購入をすすめているのがApple社です。
アンカリング効果
アンカリング効果とは
アンカリングとは認知バイアスの一種であり、先行する何からの数値(アンカー)によって後の数値が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす。
かんたんに考えましょう。
Macのノートブックに対して、最初に持った印象があなたの基準になっているということです。
つまりボクの基準は2011年から使っているMacBook Proなんですね。
アンカリング効果がAppleにもたらした結果
ボクはこちらの記事で書いたようにMacBookを購入するために25万円の予算を用意しました。
基準が25万、これがアンカーです。
しかしボクはMacBook Airを169,800円を買うと決めました。
オッと・・・
8万円ほど余ったから、iPad買えるじゃんと思ってしまったわけですね(笑)
Appleが意図的に狙っているかは、わかりませんが・・・
見事にAppleの値段設定にハマっていますね(笑)
さて、iPadを買ったあとの思考はどうなっているのか?
次です。
認知的不協和の解消
認知的不協和とは
人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感・・・(略)・・・人はこれを解消するために自身の態度や行動を変更する。
つまり、あなたが当初考えていたことと違う行動をとったとします。
違う行動を正当化するために、新たな思考・行動をとることを言います。
引用したWikipediaに書かれているタバコの例がわかりやすいですね。
MacBook Airと一緒にiPadを購入したのは正しかったのか?
さぁボクはどうだったのか?
当初買う予定になかったのに、iPadを買ってしまいました。
まさに矛盾した行動です。
この矛盾を解消するために、iPadを子育てに活用するために買ったと自分の思考を正当化しています(笑)
自分で認知的不協和を解消していることが分かりますね。
まとめ:MacBook Airを購入して思う【Appleと心理学の関係】
日常生活には多くの心理学が潜んでいます。
今回はボクはMacBook Airを購入したときに感じた心理学をまとめました。
- 時間をコントロールする心理学
- ジャムの法則
- アンカリング効果
- 認知的不協和の解消
あなたの生活の中にも、心理学の影響を受けているかもしれませんね。