トラックボールマウスの名機m570が10年ぶりにリニューアルされました。
販売元のロジクールは、新作m575をm570の後継機と位置付けています。
本記事ではm570を7〜8年愛用してきた筆者が、m575で変わった点を紹介していきます。
さらに3種類あるm575(m575s・m575w・m575GR)の違いについてもまとめました。
なお筆者はMacBook Airでm575を使用してます。
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目次
ロジクールm575とm570の違い
m575とm570の主な違いは10個です。
サクッと確認できますので、チェックしていきましょう。
ポイント
- Logicool Optionsに対応
- Bluetoothに対応
- 精度の向上
- 形状の変化
- サイズの違い
- 電池寿命がアップ
- カラーバリエーションがアップ
- 機能を設定できるボタンの数は減っている
- アプリケーション毎にボタンを設定できる
- トラックボールの操作性
m575はLogicool Optionsに対応
設定方法が変わっています。
m575:Logicool Options
m570:Set Point
m575ではLogicool Optionsが使えるようになってます。
Logicool Optionsとはマウスやキーボードなどの機能を強化・設定するためのアプリケーション。
さらにLogicool Flowを設定すれば複数のデバイスを行き来できるようになります。
m575の設定方法は、こちらで紹介してます。
Logicool Optionsの使い方、M575を設定する方法<Mac>
m570シリーズの設定については、こちらで紹介してます。
【超簡単】ロジクールトラックボールM570の使い方と設定<Mac>
m575はBluetoothに対応
m575:Bluetooth接続、Unifying USB接続
m570:Unifying USB接続のみ
非常に大きな進化です。
MacBook Airでm570を使うにはUSB-A接続が必要でした。
m570ではMacBook AirにUSB-C ハブを接続して、さらにUSB-Aにレシーバー(Unifying USB)を接続しないと使えませんでした。
m575ではレシーバーなしでBluetooth接続となれば、見た目もシンプルになり嬉しい進化と言えます。
参考:Logicool Optionsの使い方、M575を設定する方法<Mac>
精度の向上
マウスの精度はdpiで示します。
1インチ動かすとどれだけポインタが動くかという指標で、数値が高いほど精度が上がります。
m570では540dpiだったのに対して、m575では2000dpiまで向上しています。
筆者は1500dpiのエレコムHUGEも使っていますが、普通に使っているレベルではdpiの差は正直気になりません。
参考:【Mac】エレコム大玉トラックボールマウスM-HT1DRXBK(HUGE)をレビュー
サイズの違い
m570 | m575 | |
横幅 | 9.5 | 10 |
奥行 | 14.5 | 13.4 |
高さ | 4.5 | 4.8 |
m575の方が高さが3mm高くなっていますが、握った感覚はm570の方が高さがある印象を受けます。
参考までに筆者が受ける感覚はこんなところです・
m570:マウスを握る感覚
m575:マウスに手をのせる感覚
形状の変化
m570:水平な形状
m575:傾斜角がついた形状
m575は少し角度がついて、より自然な形でマウスを操作できるようになっています。
トラックボールのサイズや形状により操作性の違いは、人それぞれなので気になる人は実際に店舗で握ってみることをオススメします。
電池寿命がアップ
m575:20ヶ月(Bluetooth接続)、24ヶ月(UnifyingUSB利用時)
m570:18ヶ月(UnifyingUSB利用のみ)
使用頻度にもよりますが電池寿命が伸びています。
カラーバリエーションがアップ
m570はカラーが1つしかありませんでしたが、m575では3種類から選べます
ブラック:m575s
オフホワイト:m575w
グラファイト:m575gr
ロジクール公式ホームページではオフホワイトとグラファイトのみ販売です。
ブラックはAmazonなどのネット販売限定です。
ロジクール トラックボール m575s(ブラック)
機能を設定できるボタンの数は減っている
基本的に性能がアップしているm575ですが、実はできなくなってしまったことがあります。
m570は右クリック、左クリックにもそれぞれ機能を割り当てることができていました。
それに対して、m575は割り当てができません。
筆者はm570では右クリックにトリプルクリックを割り当てていました。
それが使えなくなった点は残念ポイントです。
m575:3つのボタンのみに機能を設定
m570:5つのボタンに機能を設定可能
m575、m570の設定方法はこちらで紹介してます。
参考:Logicool Optionsの使い方、M575を設定する方法<Mac>
参考:【超簡単】ロジクールトラックボールM570の使い方と設定<Mac>
アプリケーション毎にボタンを設定できる
ただしm575はアプリケーション毎にボタンの役割を変えられるので助かっています。
アプリを選択して、各アプリで使用頻度の高いボタンを設定することができます。
例えば中央ボタン(ホイールボタン)の機能を、Safariでは画面キャプチャ、DropBoxではジェスチャーボタン機能などに設定を変えらることができます。
トラックボールの操作性
明らかにm575でトラックボールの操作性がアップしています。
なぜならトラックボールがスムーズに動くようになったからです。
高速でより精密に動くように改良されています。
操作性が上がっていなかったら、m570がメインマウスのままだったかもしれません。
m575(m575s・m575w・m575gr)の違い
m575のなかでも型番によって3種類、用意されてます。
m575s・m575w・m575gr、それぞれの違いは3つ。
- カラー
- 価格
- 保証期間
m575:カラーの違い
m575は型番によってカラーが違います
m575s:ブラック
m575w:オフホワイト
m575gr:グラファイト
m575s(ブラック)は公式サイトでの販売ななく、Amazonなどネット販売限定となってます。
トラックボール自体のカラーは3種類、全て一緒です。
水色をベースに透明なコーティングがされて、ラメが入った見た目でm570よりカッコ良いです。
m575:価格の違い
m575は型番によって価格も違います。
m575s(ブラック):4990円
m575s(オフホワイト):5300円
m575gr(グラファイト):5300円
※価格はAmazonにて2021年5月28日時点です
Amazonなどネット販売限定のm575sだけ『安い』という違いがあります。
m575:保証期間の違い
m575は機能は一緒なのに、値段の違いはなんで?
なぜなら保証期間が違うからです。
m575s(ブラック):保証期間1年
m575s(オフホワイト):保証期間2年
m575gr(グラファイト):保証期間2年
m575s・m575w・m575grの違いは3つ(カラー・価格・保証期間)なので、自分に合ったものを選んでください。
ロジクール ERGO m575を使った感想をレビュー
筆者はもともとm570をメインマウスに使っていたため、違和感なくm575を使えています。
SetPointからLogicool Optionsに設定方法が変わったくらいで、操作方法は大きく変わっていません。
操作性がアップしている分、使い心地はよくなっています。
Bluetooth接続も問題なく、スムーズに動いてくれてます。
アプリケーション毎にボタンに機能を割り当てていますが、慣れれば指が覚えてくるので問題ありません。
結果、プライベート用(MacBook Air)のメインマウスをm575にして、仕事用(Windows10)にm570をまわすことにしました。
M575をおススメする人
- 今までm570を使ってきた人
- 初めてのトラックボールマウスは絶対にm575
- ロジクール以外のトラックボールマウスを使っている人
過去にトラックボールマウスを断念している人以外には、m575がおススメできます。
ロジクール ERGO m575はAmazonで買おう
m575をAmazonで買うメリットは2つ。
- 公式サイトより安く買える
- 限定カラーが買える
ロジクールのオンラインストアでは6050円に対して、Amazonでは4990円〜買えます。
特別な理由がなければAmazonで買いましょう。
まとめ:m575とm570の違いは?ロジクール新作トラックボールマウスをレビュー
トラックボールマウスを使ってきて、初めて使う人にはm570をおススメしてきました。
これからはm575をおススメしていきます。
なぜならBluetooth機能と、操作性のアップの2点が大きなポイントだからです。
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