結論は「雑談の一流、二流、三流 」を読むことです。
あなたが何で雑談できないかが分かります。
本記事では、雑談する力のトレーニングとして家族との会話を例文で紹介してます。
家族との普段の会話から、苦手な雑談を克服しましょう。
こんな方におすすめ
- 営業で雑談ができず悩んでいる方
- 雑談の仕組みを知りたい方
- 苦手な雑談を克服するトレーニングが知りたい方
ボクは本業が営業一筋14年です。
雑談力は営業力の差だと感じます。
吉之助はこんな人
- Mac歴10年
- 子育てパパ
- 某企業の営業マンで営業一筋14年
- 精神保健福祉士・産業カウンセラー
雑談する力が身に付いたら、営業が今よりも楽しくなりませんか?
目次
これからの時代、営業に雑談は必要か?
こんな時代だからこそ、営業に雑談が必要と考える点は2点です。
- インターネットに情報が溢れる時代だからこその雑談力
- 営業は人と人、雑談こそ大切
インターネットに情報が溢れる時代だからこその雑談力
誰もが情報を調べられる時代
インターネットで調べれば、誰もが情報を知ることができます。
そんな時代に営業マンが果たす役割は「情報の正確さ」です。
インターネットの中は良くも悪くも情報が多すぎます。
さらに情報が正確ではないとき、ありますよね?
そんなとき、営業マンは「正確な情報」を顧客に届ける役割が期待されます。
適正な情報を伝える営業の役割
こんなシーンを想像しましょう?
ポイント
仮に、10人が良いと言っている製品あったとします。
ある1人があなたの売っている製品の悪口をSNSに書き込んで、バズってしまいました。
製品の情報は、正確に顧客に伝わりますか?
そんなとき、営業マンが顧客に適正な情報を伝える役割はとても大きいです。
インターネット上の情報に左右されない正確な情報、不十分な情報を届けられる営業マンはこれからの時代も認められるでしょう。
営業は人と人、雑談こそ大切
雑談から本題へ
雑談をアイスブレイクとも言います。
アイスブレイクを上手に使うことで営業場面の雰囲気が和むことで、交渉がスムーズになります。
顧客からすれば、ある程度の情報はインターネットで集められる時代です。
「そんなこと君から聞かなくも知っているよ」という情報が多いのが現実。
そんなときに雑談で雰囲気づくりができれば、顧客に聴く耳を持ってもらうことができます。
これからの営業は、さらに「雑談力」が重要です。
雑談から顧客のニーズ調査・課題解決のための提案と続いていきます。
5Gが普及しても営業は無くならない
5Gビジネスが広がるからこそ、根底にある営業の「人対人」はより重要視されます。
顧客の思考
- インターネット上に情報が溢れている
- 顧客は正しい情報と誤った情報の判断がむずかしくなる
- より信頼している人間から、正確な情報を知りたい
顧客は情報の正確さを知るために、信頼している営業マンであれば情報を求めてきます。
これが営業の根底で大切にされる「人対人」の繋がり、5Gでも営業マンがなくならない根拠です。
ただ【営業新時代】オンライン面談のアポイント取得方法、訪問営業は古いで書いたように、営業スタイルは大きく変わっていきます。
人間関係をつくる土台となる雑談力を高めつつ、新しい時代の営業スタイルを取り入れることが生き残る道筋です!
苦手な雑談を克服する方法
雑談力を高くする方法は2つです。
ポイント
- 家族とのロールプレイング
- 雑談の仕組みを理解する
家族とのロールプレイングで雑談力を上げる
家族とのロールプレイングで、徹底的にトレーニングしましょう。
トレーニング相手は家族がベストです。
嫁でも、子どもOKです!
なぜか?
一番、気軽にできるからです。
ただし家族とトレーニングする前に、雑談の仕組みを理解しましょう。
雑談の仕組みを理解する
あなたが思う雑談が上手な人を思い浮かべてください?
なぜ、その人は雑談が上手なんでしょうか。
おそらく雑談が上手な人は、「雑談の仕組み」を理解していません。
「雑談の仕組み」を理解しなくても、無意識にできてしまっているのです。
雑談が苦手なあなたは、まずは仕組みを理解することがスタートです。
「雑談上手さん」がどうやって、雑談をしているか仕組みを文章にした本が「雑談の一流、二流、三流 」です。
この本、すごいです!
雑談が苦手な営業マンのための、必携本としておすすめします。
営業マンが読むべき本1冊「雑談の一流、二流、三流」
いきなり全てを理解して、身に付けるのはむずかしいです。
最初は5ポイントだけ意識して、家族との会話トレーンングで雑談力を身につけましょう。
- 出会いがしらの挨拶
- 雑談上手
- 距離の縮め方
- 説明
- 惹きつける
注意
本記事の例文は、本とは異なる会話文になります。本の例文は本を購入して確認してください。
出会いがしらの挨拶 P30〜
ポイント
- 三流:挨拶だけで終了
- 二流:挨拶に一言つけ加える
- 一流:挨拶にツープラスする
あなたは営業で顧客と最初に挨拶するとき「こんにちは!」や「今日はお時間いただきありがとうございます。」で終わっていないですか?
これは三流の挨拶と本に書かれています。
雑談力を高めたければツープラス、つまり二言加えましょう!
「挨拶+一言目+二言目」です。
例えば、こんな例文になります。
家族が相手でも練習できそうですよね?
ちなみにボクの息子との、朝一雑談トレーニングです。
おはよう。昨日スイミングのテスト残念だったね。今日、プールに練習行こうか?
雑談上手 P48〜
ポイント
- 三流:話上手を目指す
- 二流:聞き上手を目指す
- 一流:話させ上手を目指す
トップ営業マンは自分から雑談をしません。
顧客に話をさせる力に優れています。
顧客に雑談をしてもらうために、本には「接続詞」を使うことが書かれています。
3つの接続詞です。
- 「ということは」
- 「そうすると」
- 「ちなみに」
例文としては、こうなります。
顧 客:「最近、忙しくてね〜」
あなた:「忙しいんですね。バタバタされていますもんね。ちなみに何か忙しくなる原因が何かあったんですか?」
顧 客:「実はウチの上司から〇〇の指示が出ててね・・・」
あなた:「〇〇の指示ですか。それは大変ですね。ということは帰宅時間遅くなっていますか?」
顧 客:「そうなんですよ。この頃、残業続きで。」
あなた:「そうすると、呑みにもいけていないんじゃないですか?」
ここで思い出される芸人さんが一人います。
アンタッチャブル 山崎さんの「からの〜」というギャグですね(笑)
相手に話を続けさせようとするテクニックに通じています。
家族とも練習できそうですか?
距離の縮め方 P76〜
ポイント
- 三流:いつも壁を作る
- 二流:共通点を探して距離を縮める
- 一流:相違点を探して距離を縮める
個人的にはココがこの本の1番のグッときたポイントでした。
営業のノウハウ本には、よく顧客との共通点を見つけて信頼関係を構築すると書いてあります。
それは二流だそうです。
それに共通点ってなかなか見つからないですよね?
人は共通点より相違点の方が圧倒的に多いです。
例えば趣味も、人によって違いますよね?
相違点に着目して、顧客に教えを請えば喜んで話してくれるようになります。
よくあるパターンは「野球の試合結果」です。
あなたが野球に興味がなくても顧客が熱狂的な阪神ファンで、試合結果を聞けばいくらでも阪神のことを語りはじめます(笑)
家族であっても一緒です。
嫁との会話を例に相違点に注目したトレーニングの例文を作ってみました。
ヨメ:「私、あの芸人さん好きなんだ〜」
ボク:「え〜、面白くないよ。どこが好きなの?」
ヨメ:「体型が似てて親近感があるの」
ボク:「ネタじゃないんだ。そうすると、服装も真似するの?」
ヨメ:「服装は真似しないけど、メイクは真似したい!」
ボク:「楽しみだね〜。どんなメイク道具使っているか知ってるの?」
こんなふうに芸人さんへの相違点があっても、会話は続いていきますね。
家族との会話も、営業に雑談を活かすトレーニングに使ってみましょう。
説明 P112〜
ポイント
- 三流:ダラダラ話す
- 二流:完璧に伝えようとする
- 一流:たとえ話にして一発で伝える
これは連想ゲームで、頭を鍛えましょう。
本で取り上げられている例は彦摩呂さんの「海の宝石箱や〜」です。
そのほかに本書に、取り上げられている文章です。
- いつも威張っていて、わがままで、人の話を聞かない人
- 素朴な感じだけど、健康的でいい感じの定食屋さん
あなたなら、どういう言葉に例えますか?
気になる方は本をチェックしましょう。
この連想ゲームは家族でもできますよね?
色んなシーンに遭遇するたびに、連想ゲームをしたら頭も鍛えられて、家族との会話も楽しくなり一石二鳥です!
惹きつける P 116〜
ポイント
- 三流:何も考えずに話す
- 二流:おもしろトークで惹きつけようとする
- 一流:オノマトペを使う
本にも書かれていますが、宮川大輔さんです。
「バーン」「パッと」「バ〜」なんて言っているイメージありますよね?
カタカナの擬音語を使って、顧客を惹きつけます。
これは今すぐに、誰とでもトレーニングできます。
会話だけでなく、メールやSNSにも取り入れられますね。
積極的に”ガンガン”使っていきましょう!
まとめ:雑談が苦手な営業マンは本1冊で解決【雑談の一流、二流、三流】
- これからの時代、営業に雑談は必要
- 苦手な雑談を克服する方法
- 営業マンが読むべき1冊「雑談の一流、二流、三流」
ボクも雑談力に自信があるとは胸を張って言えません。
家族との会話に、本記事で紹介した5ポイントを取り入れて普段からトレーニングしています。
雑談力を上げて、営業力を上げてみませんか?