筆者はそう思っていました。
ところがどっこい
小学2年生用に探していて最初に出会ったデスクライトが…約40000円!?
ってことで、子どもの学習机でつかうデスクライトの選び方をまとめてみました。
という嫁からのリクエストにも、立派に答えてみせます!
本記事ではデスクライトの『形状』と『光』に分けて選び方を分かりやすくまとめました。
最終的にオススメする学習机用デスクライトの価格相場はおよそ10000円前後です。
こんな方におすすめ
- 子ども学習机用デスクライトの選び方を知りたい方
- 子どもの目に優しいデスクライトを知りたい方
- オススメのデスクライトを探している方
目次
<形状>学習机に合わせたデスクライトの選び方
まずは学習机にあった形のデスクライトを探してみる。
デスクライトの形状からみた選び方は3ポイント。
選ぶポイント
- デスクライトの固定方法
- デスクライトの電源供給
- デスクライトのアーム形式
デスクライトの固定方法
デスクライトの固定方法は主に3つ。
- スタンド式
- クランプ式
- クリップ式
スタンド式がおすすめの人
おススメ
- とにかく手軽に使いたい
- デスクの広さに余裕がある
- デスクライトを持ち運んで使いたい
デスクライト TaoTronics TT-DL13は、ヒカキンさんも紹介されたことで有名なデスクライトです。
演出性93以上、調色機能が有、さらに値段が4000円〜5000円程度と値段を考えると、手を出したくなるモデルです。
クランプ式がおすすめの人
おススメ
- デスクがせまい
- デスクを広く使いたい
- デスクライトを持ち運ばない
- ライトを照らす範囲を変えたい
デスクを広く使えるのが最大のメリットですが、1つ注意点があります。
設置できる天板サイズに規定があるので、事前にデスクライト仕様を確認してください。
デスクライト 山田照明 Z-10RSLは演出性90、中心の明るさ2430ルクスと非常に明るいモデル。
さらに専用のスタンド(山田照明 オプションパーツ デスクベース )がありスタンド式にも切り替えられるため、学習机が広く変わるかもしれない人は安心です。
クリップ式がおすすめな人
おススメ
- デスクがせまい
- デスクライトを持ち運んで使いたい
- ライトを照らす範囲を変えたい
クランプ式とクリップ式で悩んだら、デスクライトを持ち運んで使うかどうかがポイントになります。
当たり前ですがクリップ式とはいえ、持ち運ばないで使うこともできます。
クランプ式がデスクに設置できないときは、クリップ式デスクライトを選んでもOKです。
クリップライト T12-EN139はUSB充電ができ、持ち運んで使う人には便利でしょう。
ただし明るさが最大550ルクスなので、学習のときは室内灯との併用が必要になりそうです。
デスクライトの電源供給
デスクライトの電源供給は3つです。
- ACアダプター
- コードレス
- USB給電
基本的にデスクライトは、ACアダプターをおススメします。
なぜなら学習用デスクライトは長時間にわたって安定してライトを照らす必要があるからです。
コードレスタイプは充電式で使うときに配線が気にならないメリットはあります。
逆に使いたいときに使えないのはリスクです。
とくに子どもの気持ちは気まぐれです。
学習机に向かったはいいけど、デスクライトが充電されていなかったら気持ちも萎えてしまいます。
迷わずACアダプターで電源供給するデスクライトを選びましょう。
デスクライトの形
- 固定式
- 可動式
商品をみてイメージしてもらった方がはやいです。
アームが固定されるので、耐久性が高いのが特徴。
対して可動式アーム。
アームが動いた方がライトの位置変えられるので自由度は高い。
ただし耐久性という点ではデメリットになる可能性がある。
なぜならアームのパワーが弱まってくると、ライトの位置が固定できなくなってくるから。
ただし耐久性ばかりは実際に使ってみないと分かりません。
パナソニック デスクライト SQ-LC516-Wはアーム可動式ですが、アーム固定式やスタンド式など使い方に合わせたモデルが選べます。
<光>子どもの目に優しいデスクライトの選び方
デスクライトをみていると色々な単位が出てきます。
ルクス、ルーメン、ケルビン、Ra…基本的に意味まで気にしなくていい。
なぜなら公表しているメーカーと、していないメーカーがあるからです。
デスクライトである以上、数値をトータルで考えて判断するしかありません。
目に優しいデスクライトの選び方のポイントは以下の通り。
ポイント
- 明るさの目安は750ルクス
- 演色性は80以上
- ライトが照らす範囲
- ムラをなくす均斉度
- 調光機能と調色機能
明るさの目安は750ルクス
JIS規格で学習・読書にあった明るさは750ルクスとされています。
が…、デスクライトにはルクス表記がされていないものもかなりある。
ちなみにコイズミでは勉強には1000〜1200ルクスとしている。
演色性は80以上
演色性もRa80以上と覚えておきましょう。
おそらく学習机用のデスクライトをでRa80を切っているものは少ないはずです。
よっぽどオシャレライトを選ぶなら、気にした方がいいかもしれません。
演色性とは『色の再現性』です。
自然光を100としたとき、数値が高いほど再現性が高いといえます。
ここではRa80未満は避けるで充分です。
例えば山田照明 デスクライト Z-10N(Ra80)と山田照明 デスクライト Z-10RSL(Ra90)ではほとんど値段が変わりません。
デスクライトが照らす範囲
照らす範囲は2つのJIS規格をみれば十分です。
- JIS規格AA形相当
- JIS規格A形相当
基準の数値を知りたい方は画像を参考にしてください。
※画像はAmazonより、一部加工
数値を覚えたくない人は、JIS規格AA形相当とだけ頭に入れておけばOKです。
なかでもパナソニックのデスクライトはPTA推奨だけあって、JIS規格AA相当です。
ムラをなくす均斉度
均斉度とは明るいところと暗いところの差です。
明るさと暗さにに差があると、目に負担がかかる。
だからデスク全体の明るさに差をなくそうというわけです。
均斉度の値をみてデスクライトを選べばOK。
ただし均斉度を売りにしているメーカーは意外にも少ない。
計算していないということでしょう。
参考までにコイズミとエル光源の数値をみてみよう。
メーカー | 商品名 | 均斉度 | 最大の明るさ | 演色値 |
エル光源 | エリア8055 | 1:2.31 | 1200ルクス | 90以上 |
コイズミ | ECL-546 | 1.7倍 | 1200ルクス | 約85 |
均斉度の表記の仕方は違うが、1:3以下(もしくは3倍以内)が好ましいとされているので、両社ともに素晴らしいですね。
調光機能と調色機能
さらに混乱させるのが調光機能と調色機能。
調光機能とは、明るさを変える機能です。
デスクライトの明るさを調節するときって、どんなときですか?
思いつかない人にとっては不要な機能かもしれません。
ただし調光機能があって困るものでもないでしょう。
筆者の結論は、どっちでもいいです。
調色機能とは、色の温度を変える機能です。
「はっ!?」ですよね。
色の温度を変えてどうすんだって話ですが、意味があるみたいです。
色の温度はケルビンで表します。
- 3000ケルビン:400ルクス…休憩や就寝まえの読書にいい
- 4500ケルビン:1200ルクス…読み書きの勉強におススメ
- 5600ケルビン:800ルクス…計算の勉強におススメ
参考:コイズミ(https://kagu.koizumi.co.jp/desk-coordinate/detail/10/)
調光機能も調色機能の両方を兼ね備えたデスクライトを小学生が使いこなせるわけがない。
どちらが良いかと問われれば、調色機能。
なぜなら色の温度で勉強への取り組みが変わってくれればラッキーだから。
使ってみないと本当にいいかどうかは分かりません。
しかしデスクライトの調節だけで、学習への集中力が変わってくれればメリットは大きいはず。
結局どのデスクライトを選べばいいの?
まず最低限、デスクライトの形は決めましょう。
その上で子どもの目に優しいデスクライトを選んでください。
あとは値段との相談になります。
その上で筆者の選択肢は、4種類まで絞りました。
デスクライト | 固定方法 | 均斉度 | 明るさ | 調色 | 演色 | JIS | 価格 |
TaoTronics TT-DL13 | スタンド | 不明 | 不明 | 5段階 (3600~6000K) | 93 | 一般形 | 3999円 |
コイズミ ECL-546 | クランプ | 1.7倍 | 1200ルクス | 3段階(3000〜5600K) | 約85 | AA | 15900円 |
山田照明 Z-10RW | クランプ | 不明 | 2430ルクス | なし(5000K) | 90 | AA | 10400円 |
パナソニック SQ-LC518-K | クランプ | 不明 | 不明 | なし(6200K) | 83 | AA | 7415円 |
※価格はAmazonにて2021年1月26日時点です
TaoTronics TT-DL13
TaoTronicsのデメリットはJIS規格AA形相当ではないこと。
つまりデスクライトが照らす明るさの範囲がわかりません。
ただし値段こそが最大のメリットであり、約4000円であれば万が一失敗しても買い替えができます。
筆者はクランプ式を選ぼうと思っていましたが、TaoTronics TT-DL13に惹かれいます。
【唯一の欠点】TaoTronicsの大人気LEDデスクライトTT-DL13をレビュー
コイズミ ECL-546
コイズミ ECL-546のデメリットは値段です。
デスクライトの性能として間違いないのは、コイズミ ECL-546でしょう。
形状が自宅のデスクに合って、予算が許せば失敗しないモデルといえます。
山田照明 Z-10RW
山田照明 Z-10RWの気になる点は均斉度です。
下の画像をみてください。
均斉度の値はでてませんが、中心が2430ルクスで50cm数いが296〜360ルクス。
コイズミECL-546は最大が1200ルクス、AA形相当なので50cm周囲は250ルクス以上。
つまり山田照明のZ-10RWは均斉度ではデメリットになる可能性があります。
ただし暗い場所で使う場合など最大2430ルクスで照らしてくれるのは大きなメリット。
パナソニック SQ-LC518-K
パナソニック SQ-LC518-Kは値段をみたとき1番現実的なモデルといえます。
何よりPTA推奨というワードは強い。
さらに同じモデルでありながら置き型・クランプ型、USBポート付き・無しから選べるのも嬉しいところです。
まとめ:【高すぎっ!】子どもの目に優しい学習机用デスクライトの選び方
子どもの学習机用デスクライトの選び方をまとめてきました。
一般的な2000〜3000円のデスクライトとは違い、コストは10000円前後が相場といったところでしょうか。
学習用ということで、明るさや照らす範囲など長時間使えるように工夫がされているということです。
形状と子どもの目に優しい光に分けて考えると、子どもに合ったデスクライトにたどり着くと思います。
親が絞り込んだら、あとはカラーや見た目などは子どもとも相談してみましょう。
子どものオンライン学習については、こちらの記事でまとめています。